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「サービスバッグ」とは、百貨店や専門店などで買い物をしたときに商品を入れて渡されるテイクアウト用の紙袋のことで、普通はお店から無料でもらえるものです。タダでもらったサービスバッグでも、それがお気に入りのブランドのバッグであったり、色やデザインが気に入ったバッグなら、捨てずに再利用している人が多いでしょう。
サービスバッグにも流行があり、時代とともに変遷してきました。人々がサービスバッグに求めるものも変わってきました。サービスバッグは、実は人や社会と深く関わりを持つ存在です。サービスバッグのメーカーで、40年近くに渡って営業の仕事に携ってきた著者は、「サービスバッグ」という一見、社会にありふれたものの中に、それを提供するお店と再利用する人々の両者の思惑を鮮やかに描き出して見せます。
サービスバッグの作りやデザインを見れば、それを作ったお店がバッグに込めたメッセージを知ることができます。サービスバッグは、人生のいろいろな場面でうまく使いこなすことで、単なる「入れ物」に留まらない、新しい利用価値を産み出すことができます。
日頃は何気なくもらっているサービスバッグに特別な興味を持つ人は少ないかも知れませんが、知れば知るほど興味深いものであることを、本書は教えてくれます。
著者 山路純久
【目次】
はじめに
第一章 サービスバッグって何?
第二章 サービスバッグで変わるあなたの印象
第三章 サービスバッグを利用した心理作戦
第四章 サービスバッグのマナー
第五章 サービスバッグからの様々なメッセージ
第六章 サービスバッグの社会的考察
第七章 サービスバッグの上手な使い方
第八章 ストックしておきたいサービスバッグ
第九章 マイバッグを作ってみよう
あと書き